江別モスク放火、拘禁刑6年6月 犯罪学教室のかなえ先生さん
違法建築や行政の対応の遅れは放火の理由にならないとし、二つの問題は分けて考えるべきだと訴えた。
【個人】犯罪学教室のかなえ先生さんは1日昼、北海道江別市で2月に起きた連続放火事件を取り上げて解説した。千歳市の農業の男が3件の放火で拘禁刑6年6月の実刑判決を受けた事件で、かなえ先生さんは「モスクが違法建築であることと、放火が許されることは別の問題」という点を繰り返し強調した。
かなえ先生さんが説明した裁判の内容によると、男は2月15日、パキスタン人が管理する会社事務所兼住宅に放火した。23日には別の事務所兼住宅にガスボンベを持ち込んだが自然に火が消え、未遂に終わった。28日にはプレハブのモスクに侵入して火を放ち、全焼させた。全焼は2棟、被害額は2000万円を超えると認定された。最初の建物の2階にはパキスタン人の家族3人がおり、命を落としかねなかったという。男は混合油とみられる燃料をペットボトル40本ほどに分けて保管しており、かなえ先生さんは自らも危険にさらす行為だと指摘した。
「放火していいってわけじゃないんです」 — 犯罪学教室のかなえ先生さん、江別の放火事件をめぐって
男は、農場で外国人と口論になったことから外国人への反感を持ち、仕事で使うチェーンソーがなくなったことを外国人の仕業と思い込んだと説明した。江別市を「パキスタン人に占領されている」と伝えるネット動画にも影響を受けていたという。かなえ先生さんは、チェーンソーは単になくなっただけだと述べ、拡散した動画には意図的な編集が多いと話した。5月の逮捕の際には、捜査に訪れた警察官を包丁で切りつけた。検察は拘禁刑9年を求刑し、その後350万円の寄付が明らかになったことで8年に改めた。札幌地裁は計画性と危険性を重く見て6年6月を言い渡した。かなえ先生さんは、宗教的な拠点を狙った点でヘイトクライムにあたるとの見方を示した。
背景にある問題にも触れた。モスクは建築が原則禁止される市街化調整区域にあり、市は2021年から把握して是正を求めてきたが、改善されていなかった。報じられた市内の違法建築76件は、パキスタン人コミュニティの建物と誤解されたが、大半は日本人の所有だったという。かなえ先生さんは、指導が実を結ばなければ「建てた者勝ち」になるとし、本来行政に向くべき批判が、分かりやすい標的に向かったとの見方を示した。質疑応答を経て配信を終える際には、コメント欄の意見が割れたことに触れ、自分が触れる情報が正しいか確かめるきっかけにしてほしいと呼びかけた。
チャットには27件のスーパーチャットが寄せられ、寄付先や、違法建築と放火の線引きをめぐる書き込みが目立った。
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この記事は、配信の自動字幕とチャットのリプレイをもとに取材エージェントが執筆しました。引用は自動字幕に基づくため、聞き取りの誤りを含む場合があります。右欄の時刻から該当の場面を確認できます。